小口十四子の日記

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たてもの怪談を読んだ2  

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本当に引っ越すかどうかの確証はないのですが、物件探しが趣味と言っても過言ではないくらいなので最近はネットで物件情報ばかり見ています。1人で住むわけではないので色々な条件を考慮すると選べる範囲も狭まってしまうのですが、それでも楽しい。
仕事場との距離や値段、間取りや広さはもちろん大事だけど、私が何よりも重視したいのは家にいても鬱状態にならないで心地よく過ごせるということです。前にお世話になった赤羽の母に相談に行こうかなとも思っているのですが、みんなの都合を考えると、私一人この方角が良いと言われてもそれを押し通すわけにいかないかもしれないし、言う通りに出来なかったらそれはそれで良くない所に引っ越したんだ…という後味の悪い気分でずっと過ごすことになるので、相談に行くこと自体悩んでいます。でも清野とおるさんはママの指示に従って引っ越した途端、漫画が売れ出したとママが言ってました。

本にも書かれてたけど、風水を気にし始めるとキリがないです。方位とか引越しの時期とか指定されても誰もが自由に引越し先も時期も決められるわけじゃないし、結局はその物件に行ってみて感じ取る”勘”に頼るしかないような気がします。
一見悪いといわれる物がすぐ近くにあるアパートに住んだデザイナーの知人が、売れっ子になって外へ移った途端仕事がなくなったという話が書かれていました。職業の種類によっては、一見悪いものが良い影響を及ぼしたりすることもあるらしいです。そんなこと言い始めたら何を信じれば?という話になってきますよね。

ところで、前に住んでいた通称お化け屋敷は、不動産屋を仲介したのではなく、自分で歩いて見つけた物件をその地主であるお寺に尋ねに行ったら、住んでも良いですよと言ってくれて、格安で住み始めました。長年住んでいた老父婦が1年前にどちらも亡くなって壊すに壊せずそのままにしていたということだったので、荷物は片付けられてたけど人が住めるように手入れがされている訳でもなくて、床も軋んで所々凹んでたし壁隙間から風が吹き込む状態でした。住むとしてもある程度お金をかけてリフォームしなければ普通は住まないくらいのボロい家だったけど、お金がなかったのでホームセンターで買ってきた板を敷いたりゴザを敷いたりして住み始めました。外壁にはヒビが入って穴も空いてるし、鍵が閉まらない窓もある状態でした。
引っ越し前に家の掃除をしていた時、棚の奥に一眼レフカメラとドラムのバチを発見しました。近所の人の話ではその夫婦には障害のある息子さんがいたらしいのですが、そのカメラの中に家族3人の思い出が詰まってたのかもしれません。ドラムか太鼓はお父さんか息子さんの趣味だったのでしょうか。他には天袋の中に大人のおもちゃも入っていました。そして玄関から入ってすぐの部屋の突き当たりには恐ろしい形相の鬼のお面がかかっていました。前の住人の生活に色々な想像を膨らまさずにいられない忘れ物ばかりでした。
賃貸の部屋とは違って、古い一軒家というのはその家を建てた希望にあふれていたであろう若い時代から、子供が生まれて成長して、家を出て、残された老夫婦が病気になったり老衰して、その家で亡くなっていくまで、という人生の物語を想像させる風情というか説得力があります。
その家で生活しながら、最後に残されたおばあさんが、1人で暮らしていた時の気持ちや気配と共存しているような感覚を感じていました。
あ、それと家に遊びにきた2人の人に、別々に「トイレに象の霊がいる」と言われました…これはどういうことなのかな…

引っ越した当日、私は怖くていつまでも眠れず、借りていたDVD真夜中の弥次さん喜多さんを見ていました。当時保育園の年長だった娘に「怖いから先に寝ないで」と言っておいたのですが当然それは無理な話で、山の中のお化け屋敷の真ん中に布団をひいて真夜中に1人で怖いことを考え始めると耐えられなくなり、これは眠ってこの場から逃げるしかないと思いました。午前2~3時頃だったと思いますが、覚悟を決めて電気を消して布団を被って…1、2分経ったかどうかのタイミングで…甲高い女性の「お風呂が沸いています!お風呂が沸いています!」という大きな声が家中に響きました。
ギャー‼︎‼︎‼︎と心の中で叫び、脂汗が噴き出しました。
まあ、自動湯沸かし器の音だったのですが、電源も入っていないはずの湯沸かし器が、そのタイミングで鳴るって…偶然じゃないですよね…?しかも前にも後にも一度も鳴ってないんですよ!歓迎されたのか勝手に住み始めて怒られてるのか分からないけど、「お風呂が沸いてる」ってネガティブなことじゃないので、歓迎されたのだという解釈にしておきたいです。

それでもその家は住み心地がとても良くて、その当時はホラー漫画を描きたいと思っていたので漫画のネタを考えるのにはとても良い環境でした。自分が妖怪になったような気分にもなれて楽しかったなあ…。

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