小口十四子の日記

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全然大丈夫  

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学生時代の友達に会って来ました。
2年半ぶりくらいに会ったのですが、女っぽさが前回会った時に比べてさらに輪をかけてなくなったと言われてしまいました。そこで私はお父さんに間違われたという、例のネタを披露して、大爆笑を誘おうとしたのですが、友達はあまり笑ってくれませんでした。真顔で「大丈夫?」と言われてしまったのです。新婚半年の彼女の、お姑さんとの苦労話やお互いの近況を喉がかれるくらい楽しくおしゃべりしたのですが、しきりに私の事を心配してくれている様子で、特に娘が大きくなって離れて行った時の私の事がとても心配だと言ってくれました。私も子離れについてはきちんと心の準備をしているから大丈夫、と言ったのですが、それでも安心してくれず、今後の私の人生を想像してみるとこのまま行くと何も良い事が無いと思っているのか、大丈夫と何度言っても心配してくれるので、これは彼女を安心させるために、自分が思い描く楽しい老後の夢を伝えようと思いました。私の思い描く幸福感に包まれた思慮深い人生設計を聞けば、な〜んだ、ちゃんと考えてるんだ〜、ときっと安心してくれるに違いないと思ったのです。
「おばあさんになったら、森の中の一軒家で、絵とか描きながら猫と暮らすっていう夢があるから大丈夫」
しかし、彼女の反応は私の予想とは全く違ったものでした。
「やばい!やばいよ!老人と猫って!その組み合わせ出し始めたらやばいでしょ!だいたい猫なんてほんとに好きなの?!」
と言ったのです。
後半部分は生き物の世話が苦手な私の特性を見抜いたするどい指摘のように思えますが、猫はこれまで3匹くらい飼ったことがあって、私は本当に猫好きだから大丈夫なのです。それより猫と老人の組み合わせがやばい、という点が私には理解できないし、前に同じ話を筒井ヒロミさんに話したら、「良いですね〜」とおっしゃってくださり、筒井さんも同じようなことを思い描いていらしたというので、なんだったら、同じ森に住んじゃいます?等と言って確かに盛り上がったのですよ?
最近では遊びに来た孫や友達に梅ジュースとぬか漬けを振る舞い、手みやげに梅シロップを用意しておくという具体的なビジョンも加わってますます実現に向けてのポテンシャル(ではなくてモチベーション)も上がって来ていたし、やる気が出ない時はここで頑張らなければ森に手が届かず、林レベルの老後になるぞと、自分を奮い立たせる起爆剤としての働きもしている夢なのに。間取りとか家具の配置も具体的に考えてるし。本気で、普通に凄く幸せだと思うんだけど、全く共感を得られませんでした。これ以上の幸せな老後って一体どんなことなのでしょうか。

その後、この間ぼくらの時代に小泉今日子が出ていて、その時話していた小泉今日子の考えに甚く共感した、という話をしたら、キョンキョンは40代後半だからね?あなたはまだ30代半ばなんだから、共感してる場合じゃないよ、とピシャリと言われてしまい、まあそれについては良いのですが、キョンキョンと中井貴一のドラマの話になって、「トヨコみたいな人がやってたらリアリティあるけどキョンキョンだと共感できないんだよね。キョンキョンみたいに美人だとリアリティ感じられないじゃん?」と言ったので一瞬「私の方が適役ってこと!?」と良い気分になったのですが、考えてみたら、喜んでる場合じゃない、全く褒められていない、とすぐ気付きました。

最近、友達がみんな自立したちゃんとした大人になってきて、20代の頃は面白がって聞いてくれていた私の話も、真っ当な大人の視点で考えたらこいつ結構やばいと思うようになったのか風当たりが強くなってきた様に感じます。確かに、これまでの私をずっと見て来た人からすると、私が大丈夫って言えば言う程全然大丈夫じゃなさそうに思えてくるんだろうなと帰りの電車の中で思いました。


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地元の友達 目玉無子氏

category: 日記

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