小口十四子の日記

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墓を掘る少女  

     墓を掘る1

さがみゆき先生の「墓を掘る少女」を久しぶりに読み返しました。
幼少期の記憶を辿って、最も古い漫画体験として思い浮かぶのがこの「墓を掘る少女」です。
2〜3歳の頃だと思いますが、おばあちゃんと母親と姉と私の四人で、どこかのデパートへ行って、そこの本屋で買ってもらった記憶がぼんやり残っています。でもじつはこれは私の姉が買ったもので、私がそのとき一緒に買ってもらったのは、同じひばり書房のさがみゆき先生の「ミイラ死美女」という漫画でした。私は子供の頃姉に憧れていて、姉が持っているものはなんでも素晴らしい物のように思えたので、自分が買ってもらったミイラ死美女よりもこの墓を掘る少女の方がずっと格好良いように思えていました。
当時気に入っていた人形と、この墓を掘る少女を小脇に抱えて、ディズニーランドで買ってもらったサングラスと、金色のサンダルを履いて家の周りを徘徊するのが日課だったと母が言っていました。

印象的なのがこのコマで、

           墓を掘る

少女の左に描かれている三本の線のことをずっと手足だと思っていて、手足を縛られているんだと思っていたけど、大人になってから読み返したらこれは効果線だったということに気付きました。

あと、34ページで吸血鬼の頭に石が投げられて「コツン」とあたるのですが、その時の表情が素っぽいというか、普通にムッとしている感じがして印象的です。

今の子供達も怖い話は大好きですが、ひばり書房で出していたようなこういう怖い漫画って今はあまりないですよね。私の娘も甥っ子も、日野日出志先生や楳図かずお先生の漫画が大好きだし、子供向けの怖い漫画って今でもすごく需要があると思うんですが、どうして最近はあんまり出さないんでしょうか。

怖い漫画はいつか描いてみたいと思っているのですが、どういうところに持ち込みしたら良いのかがよく分からないですよね。



category: 漫画

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